入浴事故の予防と発生時の対処について

入浴事故の予防と発生時の対処について

高齢の要介護者に発生しやすい事故の一つに「入浴事故」があります。日本では1年間に3千人以上の人が入浴事故で亡くなっており、これは高齢者や泥酔者に多く、季節では冬に起こりやすいです。

要介護者の入浴事故の予防策としては、以下の項目をあげることができます。

1.入浴中に家族が声をかける。(万が一応答が無ければ、すぐに駆けつける!)

2.寒い時期は、脱衣場に暖房を設置して暖める

3.泥酔いしている時や体調不良時は入力を避ける

4.浴槽が深い場合は、お湯を減らして水位を下げる

5.入浴中はタオルで頭を冷やし、入浴前後は水分補給を行う

しかしながら、悪いタイミングが重なるなどして、入浴事故が発生してしまうケースも考えられます。もし、入浴事故の発生後、傷病者の意識が無いときは、すぐに119番通報します。

呼吸が停止している場合は、直接口で息を吹き込みます。手順としては、片手で下顎を引き上げ、もう一方の手指で鼻をつまみ、口に唇をつけます。そして、なるべき大きな容量の空気を一気に吹き込むようにします。

呼吸が再開したら、下顎を前に突き出し、両ヒジと上側の膝を直角に曲げて、横向きとうつ伏せの中間の状態にして、体位を安定させます。これによって、吐物を吸い込んだり、舌が喉の奥に落ち込んで気道が閉塞してしまうのを防ぐことができます。

また、意識が無く、自発呼吸が見られない場合は、心臓マッサージをスタートさせます。まず、傷病者を硬くて平らな床へ仰向けにさせて、その横に両膝を付いてしゃがみこみます。

そして両乳頭の中点の肋骨上に手の平の基部を置いて、もう一方の手の平を重ねます。腕をまっすぐにして傷病者にもたれかかって、肋骨が少し沈むぐらいの力で垂直方向に圧迫します。

手の平は胸から離さずに、いったん力を抜いてまたすぐに圧迫します。ペースは1分間に約100回行えるぐらいです。呼吸が止まっている場合は、心臓マッサージ30回と人工呼吸2回を交互に繰り返します。

 

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