高齢者の心理的問題

高齢者の心理的問題

これまで健康だった高齢者が初めて病気になり、しかも先行きでいろいろな不自由や障害が免れないことがわかったとき、心の問題を引き起こす恐れがあります。

心の問題は、その後の生きていく意欲、回復への意欲に大きな影響を与え、日常生活の自律の妨げとなる場合も少なくありません。本人もいかに心の問題を解決し、心身ともに自律していくかが重要になります。

まず、発病が解かった時に強く励ましたりすると、かえって逆効果になるといいます。出来るだけ本人の話を聞いて、要求を満たし、本人から向けられる否認や怒りの感情を受け入れ、この時期を希望を持って共に乗り越えることが大切です。

時間が経つと、やがて徐々に気分が沈んでくる時期になります。この時期も本人を励ますことはかえって負担になる場合があるそうです。ただ、全ての要求を満たすことは徐々に止めて、顔を洗うとか、歯を磨くなどの役割を一つ一つ増やすようにすることが必要です。

さらに時間が経過していくと、沈みがちな気分でいる時間から少しずつ自分の実際の姿を認めることができるようになります。家族・付き添いにいろいろと質問してくるようになります。答えられることは答えて、解からないことは医師や看護師、理学療法士などに一緒に尋ねるようにします。

このような状態が続くと、本人の態度・行動に少しずつ積極性が出てくるようになります。本人の行ったことはできるだけ誉め、多少の失敗は気にせず、自分のすることに自信がもてるようにすることが大切です。ただ、まだ不安定な時期でもあるので、家族や付き添いの気持ちが先走らないように気をつける必要もあります。

一時的に身の回りの必要な行動が一人でできなくなっても、その時のまわりの方々の協力と適切なアドバイス、家族の介護はとても重要です。そのまま一人になってしまうと、できないことがますます出来なくなってしまいます。

しかし、自立性もある程度は大切なので、手伝いすぎるのもかえって自発的な意欲を失わせることがあります。したがって、この時は専門的な知識が多少なりとも必要になります。また、やる気を起こしてもらうための精神的なサポートも大切です。

 

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